中国でLINEは使える?
使えません。LINEは2015年から中国本土でブロックされています。メッセージは送信マークのまま永遠に止まり、スタンプも写真も届かず、通話は相手側で鳴りません。ホテルや空港のWi-Fiでも同じです。香港・マカオ・台湾では普通に使えます。本土で使うには、VPNか海外ローミング(eSIM含む)を出発前に用意しておく必要があります。
実際に何が起きるか
アプリは開き、トーク一覧も表示されます。ところが送ったメッセージは既読どころか送信済みにもならず、家族のグループトークだけが自分抜きで進んでいく。エラーは一切出ません。グレートファイアウォールがLINEの通信を静かに落としているだけです。影響はトークにとどまりません。LINE Payの残高は開けず、LINEログインを使う他のアプリも認証が通らず、LINEで届く認証コードは受け取れないアプリに送られ続けます。日本のサービスの認証をLINEに頼っている人は、出発前にSMSか認証アプリへ切り替えておいてください。
VPNなしで動くもの
- iMessageとFaceTime。Appleは中国国内で事業を行っているため、iPhone同士なら普通に使えます(詳しくはこちら)。
- キャリアの海外ローミング。ahamoやドコモ・au・ソフトバンクの海外ローミングはデータが日本経由で出るため、モバイル回線ではLINEがそのまま動きます。ただしホテルのWi-Fiにつないだ瞬間、ブロックが戻ります。
- WeChat(微信)。中国側の連絡はほぼ全部これです。ホテルもガイドも当然のように聞いてきます。
LINEを使い続ける方法
方法1:出発前にVPNを入れる。中国国内からはVPNのサイトもApp Storeの海外アプリも開けないので、あとから入れる手はありません。Traveler's VPNは共有サーバーではなくあなた専用のプライベートサーバーを用意し、他人と同じIPを使わないため、検閲側のブロックリストに載りにくいのが強みです。しかもルーティングは行き先別:LINEやInstagramはトンネル経由、WeChatやAlipayや地図はそのまま直通で高速です。
方法2:海外ローミング/トラベルeSIM。モバイル回線では有効ですが、Wi-Fiでは無力。ホテルで夜にゆっくり返信する時間こそVPNの出番なので、多くの旅行者は両方使っています。
ホテルWi-Fiの神話:上海の外資系5つ星ホテルも、地方のカフェと同じファイアウォールの内側です。「ホテルなら大丈夫」はありません。
よくある質問
香港・マカオ・台湾ではLINEは使える?
使えます。グレートファイアウォールは中国本土のみに適用され、香港・マカオ・台湾ではVPNなしで普通に動きます。
ホテルのWi-FiならLINEは使える?
使えません。ホテル・カフェ・空港のWi-Fiもすべて検閲対象です。VPNはWi-Fiでも有効ですが、ローミングはモバイル回線でしか助けてくれません。
中国にいる間、LINEのメッセージは消える?
消えません。メッセージはLINEのサーバーに保管され、VPNでつなぐか出国した時点でまとめて届きます。返信が遅れる旨をグループに伝えておくと安心です。